スローガン
一文でいうと
ブランドの核心を短いフレーズで凝縮した一句。タグライン・キャッチコピーとも近いが役割が異なる。
詳しく
基本的な意味
スローガンとは、ブランドの核心を短いフレーズに凝縮した一句を指す。ロゴと並んで用いられ、企業の姿勢や約束、世界観を数秒で伝える役割を担う。タグラインやキャッチコピーと近い位置にあるが、キャンペーンごとに変わる短命なコピーとは異なり、5年から10年単位で使い続ける前提で設計される点が特徴である。
なぜ重要か
ミッションやビジョンは正確さを重視するため文章が長くなりがちで、顧客がそのまま覚えて口にすることは難しい。スローガンは、その長い理念文を「顧客が記憶し、口にできる形」へ翻訳する機能を持つ。優れたスローガンは、社員が朝礼で唱和したり、営業が商談の最後に添えたりと、社内外のブランドメッセージ発信の起点になる。短い言葉であるほど社内外での再現性が高く、誰が語っても同じ言葉に集約されるという効果もある。
よくある誤解
スローガンとタグラインは同じ意味で使われることも多いが、厳密にはスローガンが企業全体の理念を背負う長期的な言葉であるのに対し、タグラインは商品単位・キャンペーン単位で短期的に使われる場合がある。両者の使い分けは企業によって幅があるため、社内での定義合わせが必要になる。話題性や語感の面白さを優先しすぎると、理念との整合性が崩れやすい点にも注意したい。
実務での使い方
言葉を決める前に、ミッション・ビジョンをすでに言語化しておくことが前提になる。理念が固まっていない段階でスローガンだけを先に作ると、後で理念と矛盾する事態が起きやすい。決めた後は、簡単に変更せず長期で使い続ける覚悟を持つことが浸透の条件になる。制定後は名刺・封筒・社内掲示など、日常的に目に触れる媒体へ落とし込むことで定着が進む。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
うん。ただ、MVV、スローガン系は数年おきに見直して良いと思うけどね。戦略と紐づくから。 だけど、ロゴやカラーなどは、一回決めたら、あまりコロコロ変えちゃダメだよね。うちでさ、リブランディングとか提案する時も、あえて既存のロゴの印象を引き継いだ案も含めて提案したりもするしさ。それくらい、これまで積み上げてきた資産をリセットしないように配慮するよね。
理念体系のミッション・ビジョン・バリュー、行動指針やパーパス、スローガン。 これらを全て揃えようと思うと、やっぱり半年。。。いや、1年は経っちゃうもんね。僕が提案するのは、スローガンとミッション。これらはあった方が社内の士気が高まるので、最低限整える。それ以上は、走りながら整えていく。これがスタートアップや中小企業に合うスタイル、やり方だと思う。
笑 さっき、スタートアップや中小企業はミッションとスローガンを最低限整えましょう、って言ったじゃない。