ブランド
Brand
一文でいうと
企業・商品・サービスが持つ独自の「らしさ」。顧客の頭の中に形成される意味と価値の総体。
詳しく
基本的な意味
ブランドとは、企業・商品・サービスが持つ独自の「らしさ」であり、顧客の頭の中に形成される意味と価値の総体を指す。語源は家畜に押す焼印を意味する「brander」で、元々は「自分の持ち物と他人の持ち物を区別する印」だった。現在では単なるロゴや社名ではなく、顧客がそのブランドから連想するあらゆるイメージ・感情・体験を含む、より広い概念として扱われる。
なぜ重要か
ブランドは、発信する側が意図する自己像(ブランドアイデンティティ)と、受け手が実際に抱く印象(ブランドイメージ)という二つの側面から形成される。この両者にズレがあるほど、顧客体験(CX)は一貫性を欠き、信頼を積み上げにくい。両者を近づけていく継続的な活動全体がブランディングであり、ブランドは一度作って終わるものではなく育て続けるものだという捉え方がID INC.の立場である。
よくある誤解
ブランドとブランディングはしばしば同じ意味で使われるが、厳密には「ブランド」は状態・資産を指す名詞、「ブランディング」はそれを作り育てる活動を指す動詞的な概念である。またブランディングとマーケティングも混同されやすいが、マーケティングが短期の売上獲得を扱うのに対し、ブランディングは5年10年単位で「らしさ」を醸成する取り組みである。AIDAモデルのような購買行動モデルはマーケティング寄りの枠組みだが、その土台にブランドへの信頼があるかどうかで反応率は変わる。
実務での使い方
BtoBブランディングやIPOブランディング、ESGブランディングのように対象や文脈が変わっても、顧客が本当に片付けたい用事(JTBD)を起点に、実態と発信を一致させる姿勢は共通して求められる。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
そう。でもね、「ただ接触すればいい」わけじゃないから。 一時的なABテストなら良いだろうけど、トーンを意識せずに、毎回違うコピーや違う色、で広告を打ったとすれば、 接触回数は増えてるけど、消費者の頭の中では「同じブランド」として認識されないから、あまり効率が良いとは言えないよね。
うん。だから、接触のたびに「あ、またあのブランドだ」って認識してもらう必要がある。 そのためのDBAって考え方があって。識別可能なブランド資産って訳されることもある。 要は、そのブランドだと一瞬でわかる「目印」のこと。