コアバリュー
Core Values
一文でいうと
組織・ブランドが最も大切にする価値観の中核。3〜7項目に絞る。
詳しく
基本的な意味
コアバリューとは、組織やブランドが最も大切にする価値観の中核を指す。「誠実」「挑戦」「顧客第一」のように3〜7項目程度に絞り込まれ、社員が日常的な判断に迷ったときの拠り所になる。バリューとほぼ同義で使われ、ミッションステートメント・ビジョンステートメントと並ぶ理念の柱のひとつ。
なぜ重要か
理念用語を5W1Hで整理する考え方では、バリューは「How(どう実現するか)」に対応する。ミッション(Why)やビジョン(When・Where)が抽象的な方向性であるのに対し、コアバリューは日々の行動指針として具体性を持つ点が異なり、社員一人ひとりの現場判断に直結する。
実務での使い方
コアバリューは掲げるだけでは機能しない。採用基準・人事評価・社内表彰制度と結びつけて初めて、社員の行動として定着していく。項目数を欲張って10個以上並べると、誰も覚えられず形骸化しやすいため、絞り込みが要になる。評価制度と紐づいていないコアバリューは、単なるスローガンで終わりやすい。
中小企業での実践
中小企業では、経営者が日頃口にしている口癖や、評価してきた社員の行動パターンの中に、すでにコアバリューの原型があることが多い。ゼロから理想論を作るより、実際に評価してきた行動を言語化する方が、社員に浸透しやすい。理念を人間の判断が担う領域として扱う姿勢が、コアバリュー策定でも重要になる。策定したコアバリューは一度きりで終わらせず、社員の行動や事業の変化に合わせて表現を見直し続けるものと捉えておきたい。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
例えばさ、これも片山さんから聞いた話で。ある会社では年に一回、コアバリューを体現した社員を表彰するときに、そのコアバリューのワードを社内のデザイナーがグラフィックにして、普段使いできるアパレル製品にして渡してるらしくて。