ビジョンステートメント
Vision Statement
一文でいうと
企業・ブランドのビジョンを公式に文書化した宣言。
詳しく
基本的な意味
ビジョンステートメントとは、企業やブランドが目指す将来像を公式に文書化した宣言文を指す。「10年後にどんな状態でありたいか」を短い言葉で示し、ミッションステートメントと対になって進むべき方向を全社員に示す。ブランドステートメントを構成する重要な要素のひとつ。
なぜ重要か
理念用語を5W1Hで整理する考え方では、ビジョンは「When・Where(いつ・どこを目指すか)」に対応する位置づけになる。存在理由を示すミッションに対し、ビジョンは到達点を示す。両者が揃って初めて、日々の行動を定めるコアバリュー(Value=How)に落とし込む土台が完成する。
よくある誤解
ミッションステートメントと混同され、どちらも似たような抽象的な文言で済まされがちだが、ミッションは「なぜ」、ビジョンは「どこへ」という異なる問いに答えるべきもの。両方を同じ言葉で書いてしまうと、それぞれが果たすべき役割を失い、社員の理解も曖昧になる。
中小企業での実践
将来像を数値目標だけで語ると、社員の共感を得にくい。売上や店舗数といった定量的な目標に加えて、「どんな状態で顧客や社会と関わっていたいか」という定性的な情景を言葉にすることが、行動につながるビジョンステートメントの条件になる。定量と定性の両方を盛り込むと、社員が自分ごととして捉えやすくなる。策定して終わりにせず、事業の節目ごとに実態と乖離していないか確認し、必要なら言葉を育て直す姿勢も欠かせない。