クレド
Credo
一文でいうと
企業・ブランドが大切にする信条・行動指針を短い言葉で凝縮したもの。
詳しく
基本的な意味
クレドとは、企業・ブランドが大切にする信条や行動指針を短い言葉で凝縮したものを指す。語源はラテン語で「信条」を意味する言葉で、ミッション・ビジョン・バリューといった理念を、日常業務の判断で実際に使えるレベルまで具体化したものである。理念体系の中でも、最も現場に近い実践的な階層に位置づけられる。
なぜ重要か
ミッションやビジョンは抽象度が高く、現場の社員が日々の判断にそのまま使うのは難しい。クレドはその理念を、目の前の状況で「どう行動すべきか」に翻訳する役割を担う。高級ホテルチェーンのザ・リッツ・カールトンが全従業員にクレドカードを携帯させている例は広く知られており、理念浸透の成功例として引用されることが多い。サービスブランディングのように、接客の質そのものがブランド体験を左右する業態では特に重要性が高い。現場の裁量に任せる場面が多い業態ほど、判断の拠り所となるクレドの効果は大きい。
実務での使い方
クレドを機能させるには、カードや掲示物として配布するだけでなく、日々の会議や評価面談で実際に参照される仕組みを作る必要がある。作って配って終わりにすると、理念体系の他の要素と同様に形骸化しやすい。
中小企業での実践
何十項目も並べるより、現場でよく迷う場面を数個洗い出し、それに対する判断基準を数行にまとめる方が、実際に使われるクレドになりやすい。経営者が普段から口にしている口癖を言葉として拾い上げると、社員にとって馴染みやすいクレドになる場合も多い。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
ミッション、ビジョン、バリュー、パーパス、行動指針、クレド、フィロソフィー、全部違う意味っぽいけど、何がどう違うの?って。