ポジショニング
Positioning
一文でいうと
市場内で自社が占めるべき独自の立ち位置を定めること。
詳しく
基本的な意味
ポジショニングとは、市場内で自社が占めるべき独自の立ち位置を定めることを指す。「顧客の頭の中で、自社がどんな存在として想起されるか」を意図的に設計する活動であり、ブランディング戦略の中核をなす概念である。
なぜ重要か
競合と同じ土俵で正面衝突すると、価格競争に陥りやすい。ポジショニングを明確にすることで、競合との衝突を避けつつ、自社の強みが最大限活きる場所を選べる。顧客がブランドをどう認識しているかというパーセプションと、企業が意図する立ち位置がずれていないかを常に確認する必要があり、両者が一致して初めてポジショニングが機能する。狙った立ち位置と実際の認識がずれている場合は、発信内容の見直しが必要になる。
実務での使い方
実務では、ポジショニングマップやパーセプションマップといった可視化ツールを使い、競合と自社の位置関係を軸で整理することが多い。ここで固めた立ち位置は、ブランドステートメントやブランドプラットフォームといった、ブランドの土台となるドキュメントに落とし込まれ、以降の全ての発信の基準になる。ブランドポジションが定まらないまま広告やコンテンツを作ると、発信のたびに印象がぶれてしまい、顧客の中でブランドの輪郭がぼやける。
よくある誤解
ポジショニングは一度決めれば固定というわけではない。競合の参入や市場の変化によって、狙った立ち位置が徐々に混雑してくることもある。定期的に自社のポジションが今も独自性を保てているかを点検し、必要であれば再定義する柔軟さも実務上求められる。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
だから、第7話で話したポジショニングの話ともつながるんだよね。 競合がどんな資産を持ってるかを把握して、被らない領域を取りに行く。
ポジショニングの話を思い出してほしいんだけど、他社と違う、自分たちだけの立ち位置を見つけること。それをAIに丸投げしたら、みんな同じような場所に立っちゃう。
うん。ブランドって一回作って終わりじゃないってこの番組でもずっと言ってきたでしょ。「育てる」ブランディングなんだから。笑 例えば、時代が変わったり事業が広がったりしたら、ブランドカラーを見直すこともあるし、ポジショニングを再確認することもある。そういう時に毎回コンサルに頼まなくても、自分たちで手を動かせる環境があったらいいなと。