ステークホルダー
Stakeholder
一文でいうと
消費者・取引先・従業員・株主・地域社会・行政など、企業の活動に利害関係を持つすべての関係者を指す総称。
詳しく
基本的な意味
ステークホルダーは、消費者、取引先、従業員、株主、地域社会、金融機関、行政など、企業の活動によって影響を受け、また企業に影響を与える利害関係者全体を指す言葉として使われる。株主だけを指す「シェアホルダー」よりも広い範囲の関係者を含む点が特徴である。
構成要素
ステークホルダーは大きく、社内の関係者(従業員・経営陣・株主)と社外の関係者(顧客・取引先・地域社会・金融機関・行政・業界団体など)に分けて整理できる。企業によって重視するステークホルダーの優先順位は異なるが、いずれか一方だけを見て経営を進めると、他の関係者との摩擦が生まれやすくなる。
ブランディングでの位置づけ
ブランディングはしばしば顧客向けの発信活動と捉えられがちだが、実際には従業員というステークホルダーの理解と共感なしには成り立たない。理念や価値観が社内に浸透していない状態で外部に発信しても、実態と発信の内容がずれてしまい、いずれ見破られる。インナー(社内)とアウター(社外)のステークホルダー双方への働きかけが両輪として求められる。
なぜ重要か
特定のステークホルダーの利益だけを優先する経営は、短期的には成立しても長期的には他の関係者からの信頼を損ないやすい。ブランドが5年10年かけて育てるものである以上、多様なステークホルダーとの関係を継続的に築く視点が欠かせない。
実務での使い方
理念やブランドメッセージを策定する際は、まず自社にとって重要なステークホルダーを洗い出し、それぞれが何を期待しているかを整理する作業が出発点になる。顧客だけを想定して作られたメッセージは、従業員や取引先から見ると納得感を欠く場合があり、複数のステークホルダーの視点を突き合わせる工程が欠かせない。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
そう思うよね。ただね、違うんだよね。「原材料の高騰」とか「諸般の事情により」っていう、説明の粒度の問題なんだよ。カルビーの場合は、とても細かく説明してて。 商品パッケージに書くだけじゃなく、取材でも、中東情勢の影響に加えて、じゃがいもの仕入れだとか、物流費だとか、お客さん以外のステークホルダーにも理解してもらえるように、こと細かく説明してるんだよね。
参考ソース
- ポッドキャストステークホルダー