R-PDCA
R-PDCA
一文でいうと
PDCAの前にResearch(調査)を加えた実行フレームワーク。
詳しく
基本的な意味
R-PDCAとは、通常のPDCA(計画・実行・評価・改善)の前にResearch(調査)を加えた実行フレームワークを指す。調査→計画→実行→評価→改善というサイクルで回し、計画に入る前の前提確認を明示的な工程として組み込んでいる点が特徴になる。
なぜ重要か
従来のPDCAは、計画段階の前提そのものを疑う工程が抜け落ちがちで、間違った前提のまま計画・実行を重ねてしまうことがある。Researchを明示的に置くことで、「そもそもの前提が今も正しいか」を確認する姿勢がサイクルに組み込まれる。特にブランディングのように成果が数値に表れるまで時間がかかる領域では、間違った前提のまま何サイクルも回してしまうと、時間の損失が大きくなる。市場・顧客・自社の状況は年々変化するため、この再点検の工程が改善サイクルの精度を左右する。
実務での使い方
R-PDCAを実務で回す際は、Researchの段階で顧客調査やブランド評価の数値、競合の動きなどを確認し、計画にずれがないかを点検する。ここでPDCAとの違いを意識せずに進めると、調査を省略した従来型のPDCAに戻ってしまいやすい。ブランディングは一度作って終わりではなく育て続けるものであるため、R-PDCAのように前提を疑い続ける仕組みとの相性が良い。
中小企業での実践
中小企業では専任の調査担当を置きにくいが、既存顧客への簡単なヒアリングやSNSの反応確認だけでも、Researchの工程として十分機能する。大がかりな市場調査でなくても、前提を定期的に問い直す習慣そのものに価値がある。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
まずね、なんで普通のPDCAじゃなくてR-PDCAなのかっていう話なんだけど。 PDCAって、Plan、Do、Check、Actionでしょ。計画して、実行して、評価して、改善する。
いいね!まさにそう。第5話では、自社の資産を棚卸しして、外部環境とか競合を分析するって話をしたよね。 あれがR-PDCAの「R」の部分。で、大事なのは、このRは最初だけじゃなくて、それぞれのフェーズ、サイクルを回すたびに毎回やるってこと。 例えば、1年間のブランド施策を回したとするでしょ。 で、次の年の計画を立てる時に、また「R」から始める。 去年と市場は変わってないか、競合は何か新しいことやってないか、自社の状況はどうか。