定量調査
Quantitative Research
一文でいうと
数値で傾向を把握するアンケート・データ分析型調査。
詳しく
基本的な意味
定量調査とは、アンケートやデータ分析を通じて数値で傾向を把握する調査手法を指す。十分なサンプルサイズを確保することで、統計的に意味のある傾向を導き出せる点が、少人数を深掘りする定性調査との違いになる。
実務での使い方
ブランドの認知度・好意度・NPS(推奨意向)といった指標を定期的に計測し、その推移を追うトラッキング調査として使われることが多い。単発の調査結果だけを見るのではなく、時系列での変化や競合との比較を通じて、ブランドイメージが実際にどう動いているかを把握する。調査項目を毎回変えてしまうと比較ができなくなるため、定点観測できる設計にしておくことも重要になる。回答者の属性を毎回同じ条件でそろえておくことも、推移を正しく読むための前提になる。
なぜ重要か
定性調査で見つけた仮説やインサイトが、実際にどれだけの顧客に当てはまるのかを確認するには、規模を持った定量調査が欠かせない。少数の声を全体の傾向と誤認するリスクを避け、施策の優先順位を客観的な根拠に基づいて判断できるようになる。
よくある誤解
定量調査は感情を扱えないと思われがちだが、好意度や推奨意向といった項目を設計すれば、感情に近い要素も数値として捉えることができる。ただし、その数値が「なぜそうなったか」までは説明できないため、定性調査と対で計画し、双方の結果を突き合わせて解釈することが実務では基本になる。数値の変化だけを見て理由を憶測で埋めてしまうと、施策の判断を誤りやすい。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
そうそう。R-PDCAで言うと、このファネル分析の結果が次のRにもなるわけ。 「理解度が低いっていう結果が出た。じゃあ次は理解度を上げる施策を考えよう」って。 ただね、一つ注意点があって。定量調査だけじゃなくて、定性調査も大事なんだよ。