ブランド想起
Brand Recall
一文でいうと
特定のカテゴリや状況を思い浮かべた際に、顧客の頭に最初に浮かぶブランドの想起されやすさ。
詳しく
基本的な意味
ブランド想起とは、特定のカテゴリや状況を思い浮かべたときに、顧客の頭の中で最初に浮かぶブランドの想起されやすさを指す。「ハンバーガーといえば?」と聞かれて真っ先に名前が挙がるブランドは、想起力が強いといえる。測定方法には、ヒントを与えずに答えてもらう純粋想起と、いくつかの選択肢を示したうえで答えてもらう助成想起の2種類がある。
なぜ重要か
最初に想起されるブランド(トップオブマインド)は、他のブランドが検討の土俵に上がる前に選ばれる確率が高くなる。人は購買のたびにゼロから全ブランドを比較するわけではなく、まず頭に浮かんだ数個の中から選ぶ傾向があるため、想起の順位そのものが売上に直結しやすい。ブランディング広告を継続的に展開する狙いの一つも、この想起順位を上げることにある。想起の対象になれなければ比較検討の土俵にすら立てないという点で、認知よりもさらに実利に近い指標といえる。
実務での使い方
想起力を高めるには、単発の広告出稿よりも、一貫したメッセージとビジュアルを長期間にわたり繰り返し露出させる方が効果的とされる。カテゴリ名とブランド名を紐づけて語る機会(キャッチコピーや店頭での接客トーク)を意図的に増やすことも、想起形成の助けになる。
中小企業での実践
広告予算が限られる場合は、狙うカテゴリを絞り込み、そのカテゴリの中だけで想起の一番手を目指す方が現実的である。あれもこれも狙わず、勝てる範囲を見極める視点がブランド想起では特に重要になる。