ブランドカラー
一文でいうと
ブランドを象徴する色。メインカラーとサブカラーを組み合わせて指定される。
詳しく
基本的な意味
ブランドカラーとは、企業やブランドを象徴する色のことだ。多くの場合、メインカラー1色を軸にサブカラーを組み合わせて設計され、ロゴ・Webサイト・パッケージ・空間演出まで横断して使われる。色は数ある視覚要素の中でも、最も直感的にブランドを識別させる力を持ち、理念やパーソナリティを言葉より先に伝える役割を担う。
なぜ重要か
人は文字を読む前に色を認識する。信号や標識と同じで、色は言語より速く脳に届く。ブランドカラーが一貫していれば、ロゴを見なくても色だけでブランドを想起させられる。逆に色が案件ごとにばらつくと、せっかく積み上げた認知がリセットされてしまい、顧客の中でブランドの輪郭がぼやけていく。色には文化圏によって連想される意味も異なるため、海外展開を視野に入れる場合は現地での印象も確認しておきたい。
実務での使い方
メインカラーを決めたら、実際の制作物に対応できるようサブカラー・補助色まで含めた「カラーパレット」として体系化するのが実務の定石だ。DIC・PANTONE・CMYK・RGB・HEXなど媒体ごとに異なる色指定方式を一覧化し、印刷物とデジタルで色がずれないよう管理する。色覚特性への配慮としてコントラスト比を確認しておくことも欠かせない。用紙の質感によって同じインクでも発色が変わる点も、印刷発注時には注意が必要だ。
中小企業での実践
中小企業では色数を絞るほど運用しやすい。メイン1色・サブ1〜2色程度に絞り、全ての制作物で徹底して使い続けることが、大企業のような広告予算がなくても認知を積み上げる現実的な方法になる。ブランディングは短期の施策ではなく、ブランドカラーの一貫性も年単位で育てていくものだ。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
うん。ブランドって一回作って終わりじゃないってこの番組でもずっと言ってきたでしょ。「育てる」ブランディングなんだから。笑 例えば、時代が変わったり事業が広がったりしたら、ブランドカラーを見直すこともあるし、ポジショニングを再確認することもある。そういう時に毎回コンサルに頼まなくても、自分たちで手を動かせる環境があったらいいなと。
笑 で、次にカラーの話なんだけど。ブランドカラーの選定でも、実はAIはとても使えるよ。
うん。AIを使えば、競合のブランドカラーをバーって調べさせて、「この市場でまだ使われていない色域はどこか」も出せるよ。