アンバサダー
Ambassador
一文でいうと
ブランドを能動的に周囲へ推奨する熱心なファン顧客。インフルエンサーとは異なる。
詳しく
基本的な意味
アンバサダーとは、ブランドを能動的かつ自発的に周囲へ推奨する熱心なファン顧客を指す。金銭的な対価を受けて発信するインフルエンサーとは成り立ちが異なり、純粋な支持や愛着を動機として発信する点が特徴だ。
よくある誤解
アンバサダーとインフルエンサーは混同されやすいが、区別のポイントは対価の有無と動機にある。インフルエンサーは影響力を提供する対価として報酬を得る取引関係であるのに対し、アンバサダーはブランドへの共感が先にあり、発信はその延長線上にある。ブランドを積極的に擁護・支持する顧客全般を指す「ブランドアドボケイト」とも近い概念だが、アンバサダーは企業側が認定・任命する関係性を含むことが多い点で使い分けられる。
実務での使い方
企業がアンバサダープログラムを設け、既存の熱心な顧客を認定し、限定情報や特典を提供するケースが増えている。ただしプログラム化しすぎると対価目的の関係に近づき、自発性という本質が薄れる点には注意が必要だ。アンバサダーの発信は第三者評価として受け手に信頼されやすく、広告出稿より効果的な場合も少なくない。
なぜ重要か
アンバサダーの存在は、ブランドが実態と発信を一致させてきた結果として自然発生するものであり、演出だけで作り出すことは難しい。日頃の顧客体験の質そのものが、アンバサダーを生む土壌になる。数字だけを追う短期のマーケティング施策では、この種の関係は育ちにくい。