ブランド調査
Brand Research
一文でいうと
認知度・想起率・好意度・イメージなどを消費者調査で数値化し、ブランド活動の成果を検証する測定手法。
詳しく
基本的な意味
ブランド調査は、消費者を対象にアンケートやインタビューを実施し、ブランドの認知度・想起率・好意度・イメージといった指標を数値やコメントとして把握する調査手法を指す。感覚や印象だけでブランド活動を評価するのではなく、定量・定性の両面から現状を可視化する目的で行われる。
構成要素
代表的な指標には、ブランド名を知っているかを問う認知度、あるカテゴリで自然に思い浮かぶかを問う想起率(第一想起を含む)、ブランドに対する印象の良し悪しを問う好意度、そしてブランドがどのようなイメージで語られているかを問うイメージ調査がある。これらを定点観測することで、ブランド活動の効果を時系列で追跡できる。
なぜ重要か
ブランディングは5年10年単位で育てていくものであり、効果がすぐに数字へ表れるとは限らない。だからこそ、施策の前後でブランド調査を実施し、認知や好意度の変化を追う仕組みがないと、活動が正しい方向に進んでいるかを判断できなくなる。売上のような短期指標だけでは見えないブランドの資産価値を捉える手段として位置づけられる。
中小企業での実践
大規模な調査会社に依頼する予算がなくても、既存顧客への簡易アンケートやSNSでのヒアリングなど、小規模な形でブランド調査に近いデータを継続的に集めることは可能である。重要なのは調査の規模ではなく、同じ質問を定期的に繰り返し、変化を追い続ける姿勢にある。
実務での使い方
調査項目は目的に応じて設計する必要がある。新商品発売後の効果測定であれば認知度と好意度の推移を、リブランディング後であればイメージの変化を重点的に追う、といった形で、何を明らかにしたいかを先に決めてから設問を組み立てる進め方が有効である。単発の調査で終わらせず、同じ設問を継続的に投げかけることで、ブランド調査は初めて活用しやすいデータになる。