マインドシェア
Mindshare
一文でいうと
顧客の頭の中で、そのブランドが占めている心理的な占有率。
詳しく
基本的な意味
マインドシェアとは、顧客の頭の中でそのブランドが占めている心理的な占有率を指す。市場における売上や販売台数の割合を示すマーケットシェアと対をなす概念であり、購買行動よりも上流にある「認知・想起の占有度合い」を測るものである。
なぜ重要か
「〇〇といえば?」と聞かれたときにまっさきに思い浮かぶブランドは、マインドシェアが高いといえる。人の購買行動は、まず頭に浮かんだ少数のブランドの中から選ばれることが多いため、マインドシェアの高さは、実際の売上であるマーケットシェアに先行する先行指標として扱われる。目先の販売施策だけを追っていると、マインドシェアの低下に気づかないまま市場シェアを落とすことがある。両者にはタイムラグがあるため、短期の売上が好調でもマインドシェアの推移は別途注視する必要がある。
実務での使い方
マインドシェアは広告出稿量だけで決まるものではなく、一貫したメッセージやビジュアルの継続的な露出、良質な顧客体験の積み重ねによって育つ。競合と比較して、自社が顧客のどのカテゴリの選択肢の中に入っているかを定期的に確認することが有効である。
中小企業での実践
市場全体でのシェア争いは難しくても、特定の狭いカテゴリや地域に絞れば、その範囲内でのマインドシェア一位を狙うことは十分可能であり、限られた予算でも成果を出しやすい戦略になる。狭い土俵で一位を確立してから、徐々に対象範囲を広げていく進め方も現実的である。