ブランデッドハウス
Branded House
一文でいうと
親ブランドを中心に、子事業・商品が親の名前を継承する構造。
詳しく
基本的な意味
ブランデッドハウスとは、親ブランドを中心に、子となる事業や商品がすべて親の名前を継承する構造を指す。GoogleがGoogle検索・Google Maps・Google Cloudというように、1つの強い親ブランドの下に複数の事業を並べる形が典型例である。
なぜ重要か
親ブランドが持つ信頼・認知といったブランド資産を、傘下の全事業がそのまま享受できる点が最大の利点になる。新しい事業を立ち上げる際も、ゼロから認知を作る必要がなく、立ち上げコストを抑えられる。事業間の相乗効果も生まれやすく、1つの事業への好意的な印象が他の事業への信頼にも波及していく。
よくある誤解
子ブランドが独立した個性を持てないと誤解されがちだが、実際にはGoogle Mapsのように一定の個性を保ちながら親の名前を冠する例も多い。対極にあるのが、各ブランドが独立して立つ「ハウスオブブランド」で、両者は事業間のシナジーとリスク分散のどちらを優先するかで選択が分かれる、いわば裏表の関係にある。どちらか一方が常に正解というわけではない。
中小企業での実践
中小企業は事業を複数に分けるリソースが乏しいため、自然とブランデッドハウス型に近い運営になりやすい。1つの会社名・ブランド名を大切に育てることが、そのまま全事業への信頼構築につながる。ただし1つの事業のトラブルが会社全体の評判に波及するリスクは、規模が小さいほど深刻になりやすい点に注意が必要になる。