ストーリーテリング
Storytelling
一文でいうと
ブランドや商品を、物語構造を使って伝える手法。
詳しく
基本的な意味
ストーリーテリングとは、ブランドや商品を物語の構造を使って伝える手法を指す。「起承転結」「主人公の変化」「試練と克服」といった物語の型を活用することで、単なる情報の羅列より深く記憶に残りやすくなる。ブランドコミュニケーションの中でも、特に感情に訴えたい場面で効果を発揮する。
なぜ重要か
人は事実の羅列よりも、物語として提示された情報の方を記憶しやすく、感情移入もしやすい。創業の経緯や商品開発の苦労を物語として語ることで、顧客はブランドを「知っている」だけでなく「応援したい」対象として捉えるようになる。単なるコピーライティングの技巧を超えて、ブランドへの共感を生む力を持つ。
実務での使い方
展開の仕方には大きく2つある。1つはブランド全体の歩みを物語化するブランドストーリーとして展開する方法、もう1つは個別の商品紹介や広告など単発のコンテンツの中で物語構造を使う方法。いずれも「主人公が何に困り、何を経て、どう変化したか」という骨格を意識すると組み立てやすい。
中小企業での実践
中小企業には、大企業にはない創業者個人の泥臭い体験や、地域との関わりといった生の物語がすでに存在していることが多い。演出された物語ではなく、実態に基づいた物語であることが、真正性のあるストーリーテリングの条件になる。誇張した物語はいずれ実態とのズレが見破られるため、事実に基づく語りを心がけたい。社内で埋もれている小さなエピソードを拾い集めるところから、ストーリーテリングは始められる。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
そういうこと。ブランド側の物語、現場側の物語、ユーザー側の物語、この三つが重なってる。商品を飲む体験から、店舗を巡る体験へ、ブランド全体が参加型コンテンツになってる。ストーリーテリングとしては、相当な理想形だね。