ショールーミング
Showrooming
一文でいうと
実店舗で商品を確認したうえで、購入はオンラインで済ませる消費者の行動を指す言葉。
詳しく
基本的な意味
ショールーミングとは、実店舗で商品を手に取り確認した上で、実際の購入はオンラインストアで行うという消費者行動を指す。店舗を「ショールーム」のように使い、価格比較や在庫確認をスマートフォンで行いながら、最終的な購入チャネルを選ぶ行動として広く知られている。
よくある誤解
ショールーミングは、逆にオンラインで情報収集や比較をした上で購入は実店舗で行う「ウェブルーミング」と対で語られることが多い。どちらが優れているという話ではなく、顧客が店舗とオンラインを状況に応じて使い分けている実態を示す言葉である点に注意が必要になる。業種や商材によって、どちらの行動が起きやすいかも変わってくる。
なぜ重要か
ショールーミングが起きること自体は珍しい現象ではなく、店舗をなくせば防げるという単純な話でもない。むしろ店舗での体験がオンラインでの購入意思決定に影響を与えているという前提に立ち、店舗とオンラインの両方でブランドの「らしさ」が一貫して伝わっているかが問われる。価格だけで比較されてしまう状態は、ブランドとしての差別化ができていない証でもある。
実務での使い方
価格や利便性だけでオンラインに流出されないためには、店舗でしか得られない接客体験や世界観がブランドの差別化要素になる。中小企業であっても、店舗での接客トーンとウェブサイトの言葉遣いを揃えるといった工夫で、チャネルをまたいでも同じブランドだと感じてもらえる状態をつくれる。
関連する用語
ID INC. のポッドキャスト「育てるブランディング」より
そういうこと。で、3つ目が「役割の溝」。店で見てネットで買うのを「ショールーミング」って言うんだけど、これを「やってほしくない」って考えに縛られちゃう問題ね。
うん。むしろ「店でじっくり体験して、買うのはあとでネットでもいいよ」っていう作りにしてる。まあ、実際に店で買う人も当然いるけど。さっき言ったショールーミングを、自分たちから設計してるわけ。
1つ目、「商品情報」をつなぐ。在庫も値段も、ネットと店でズレさせない。2つ目、「顧客情報」をつなぐ。ネットのあなたと店のあなたを、同じ人として扱う。3つ目、「役割」をつなぐ。ショールーミングを悪者にしないで、店とネットの得意を分担させる。
参考ソース
- ポッドキャストショールーミング