エシカルブランディング
Ethical Branding
一文でいうと
倫理・道徳を軸に据えたブランディング。
詳しく
基本的な意味
エシカルブランディングとは、倫理や道徳を軸に据えたブランディングの手法を指す。労働環境への配慮、環境負荷の低減、動物福祉、公正な取引条件といったテーマを、単なる付随的な社会貢献活動ではなく、ブランドの中核的な価値として位置づける点が特徴になる。事業戦略そのものに倫理的な判断基準を組み込む姿勢が求められる。
具体例
アウトドアブランドが環境保護を経営方針の中心に据える取り組みや、化粧品ブランドが動物実験の廃止やフェアトレード原料の使用を掲げる取り組みなど、業種を超えて広がっている。B Corp認証のように、第三者機関が企業活動の倫理性を評価・認証する仕組みも整いつつある。
よくある誤解
エシカルブランディングで最も注意すべきなのは「ウォッシング」と呼ばれる批判である。実態を伴わない表面的な訴求だけを行うと、かえってブランドへの不信を招く。エシカルであることを謳うなら、広告表現だけでなく、実際の調達方針や労働環境まで一致していなければならない。
中小企業での実践
大がかりな認証取得や大規模な設備投資がなくても、仕入れ先の選定基準を明確にする、廃棄物を減らす工夫を発信するなど、身の丈に合った取り組みから始められる。誇張せず、実際に行っていることだけを丁寧に伝える姿勢が、中小企業のエシカルブランディングでは特に重要になる。小さな取り組みでも継続すれば、顧客や取引先からの信頼として着実に積み上がっていく。