WBS
Work Breakdown Structure
一文でいうと
プロジェクトの作業全体を階層的に分解し、管理可能な単位のタスクへ落とし込むための構造化手法。
詳しく
基本的な意味
WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクト全体の作業を階層的に分解し、担当者やスケジュールを割り当てられる管理単位のタスクにまで落とし込む手法を指す。プロジェクトマネジメントの基本的な手法の一つとして、業種を問わず幅広く使われている。
構成要素
WBSでは、プロジェクトの最終目標を頂点に置き、それを達成するために必要な大きな作業(フェーズ)へと分解し、さらに各フェーズを実行可能な小さなタスクへと段階的に分解していく。最下層のタスクには、担当者、期限、完了条件などを具体的に紐づけられる粒度まで落とし込むことが目安になる。
ブランディングでの使い方
ブランディングは理念策定からロゴ制作、社内浸透施策、対外発信まで工程が多岐にわたり、関係者も社内外にまたがりやすい。WBSで工程を分解しておくことで、今誰が何をしているかが見えにくくなりがちなブランディングプロジェクトの全体像を関係者間で共有しやすくなる。
実務での使い方
WBSを作成する際は、まず大枠のフェーズを洗い出し、次に各フェーズを1〜2週間程度で完了できる粒度のタスクまで分解するのが目安とされる。細かくしすぎると管理の手間が増え、粗すぎると進捗が見えなくなるため、プロジェクトの規模に応じた粒度の調整が求められる。
中小企業での実践
専任のプロジェクトマネージャーを置けない中小企業でも、簡易的なWBSを表計算ソフトなどで作成するだけで、担当者間の認識のずれを大きく減らせる。すべての工程を細かく管理しようとせず、ブランディングにおける重要な意思決定が集中する工程だけ粒度を細かくするといった、優先順位に応じた使い分けが現実的である。