ブルーオーシャン戦略
Blue Ocean Strategy
一文でいうと
競争のない未開拓市場(青い海)を創造する戦略。
詳しく
基本的な意味
ブルーオーシャン戦略とは、競争のない未開拓の市場、すなわち「青い海」を新たに創造する経営戦略を指す。W. チャン・キムとレネ・モボルニュが提唱した概念で、既存市場での血みどろの競争を指す「レッドオーシャン」の対概念として語られる。
なぜ重要か
レッドオーシャンでは他社との差別化とコスト削減はトレードオフの関係になりがちだが、ブルーオーシャン戦略の核となる「バリューイノベーション」は、差別化と低コストを同時に実現しようとする発想を取る。競合との比較ではなく、業界の当たり前を疑うところから戦略を組み立てる。
実務での使い方
自社が今どの市場・どの価値基準で戦っているかを一度棚卸しし、業界内で「当然」とされている要素を減らす・なくす選択肢と、業界にない要素を増やす・付け加える選択肢の両方を検討する。ブランドのバリュー(価値提供)をどう再定義するかという議論とも直結する戦略になる。
中小企業での実践
中小企業が大手と同じ土俵で価格や規模を競うのは不利になりやすい。既存の業界の常識のうち、自社にとって不要な要素を思い切って削ぎ落とし、代わりに独自の価値を付け加える発想は、限られた資源で戦うための現実的な選択肢になりうる。業界の常識を疑う視点は、価格競争から抜け出したい中小企業にとって特に有効な思考の枠組みであり、競合の少ない市場を見つけること自体もブランドの独自性を育てるきっかけになる。ただし新市場の創造には相応の検証と時間がかかるため、短期の成果を急がない姿勢も同時に必要になる。