ブランドピラー
Brand Pillars
一文でいうと
ブランドを支える中心的な柱となる価値。3〜5本設定する。
詳しく
基本的な意味
ブランドピラーとは、ブランドを支える中心的な柱となる価値を指す。一般的に3本から5本程度を設定し、ブランドの土台となる複数の要素を体系的にまとめた枠組みであるブランドプラットフォームを構成する主要な要素の一つとして位置づけられる。
なぜ重要か
「品質」「革新」「共感」のように、ブランドが顧客や社会に対して掲げる支柱を明文化しておくことで、広告・商品開発・接客といったあらゆるコミュニケーションが、その柱に沿って展開されるようになる。柱が定まっていないと、キャンペーンごとに訴求ポイントが場当たり的に変わり、積み上げてきたブランドの印象が薄まってしまう。複数の部署が別々に施策を進める企業ほど、共通の柱を持つことの効果は大きい。
実務での使い方
ピラーを決める際は、理想論だけでなく、実際に自社が体現できている、あるいは体現しようとしている価値かどうかを検証する必要がある。実態が伴わない柱を掲げると、いずれ顧客との間にギャップが生まれ、真正性を欠いた発信になってしまう。決めたピラーは一度きりで終わらせず、事業の成長に応じて見直す運用が望ましい。各ピラーには根拠となる具体的なエピソードを添えておくと、社員が対外的に説明しやすくなる。
中小企業での実践
5本すべてを最初から作り込む必要はなく、まず自社が最も自信を持って言える価値を1〜2本決め、そこから徐々に広げていく進め方でも十分に機能する。柱の数より、掲げた柱を日々の行動でどれだけ体現できているかの方が重要である。