アートディレクション
Art Direction
一文でいうと
ブランド全体のビジュアル方向性を統括する役割・行為。
詳しく
基本的な意味
アートディレクションとは、ブランド全体のビジュアル方向性を統括する役割・行為のことだ。個別のデザイン制作ではなく、「どういう空気感・世界観で見せるか」という全体の方向性を決定する、いわば視覚表現の司令塔にあたる仕事になる。
なぜ重要か
写真・イラスト・レイアウト・色使いなど、個々の制作物を別々の担当者が作ると、統一感のないブランド表現になりやすい。アートディレクションが機能していれば、写真撮影のスタイル、イラストの選定基準、レイアウトの傾向まで一つの方向性で貫かれ、どの制作物を見ても同じブランドだと認識できる。方向性がぶれると、良い個別作品を作っても全体として散漫な印象になる。
実務での使い方
アートディレクターは自ら全てを制作するのではなく、方向性を定義し、カメラマン・デザイナー・イラストレーターといった各制作者に指示・調整を行う立場を担う。ムードボードや過去の制作物を参照資料として共有し、目指す世界観のずれを事前にすり合わせる進め方が一般的だ。複数の外部パートナーが関わるプロジェクトほど、この統括の重要性は増す。
中小企業での実践
専任のアートディレクターを置けない中小企業でも、経営者やブランド担当者が「この写真はブランドらしいか」を判断する基準を持っておくだけで、実質的なアートディレクションの役割を果たせる。判断基準を言語化しておくことが、担当者不在でも一貫性を保つ鍵になる。